返済が困難な場合

競売よりも高く売れることが多いです

住宅ローンを滞納し、返済が困難な状況となった場合には、金融機関はその担保となっている不動産を競売などの法的手続きにより債権の回収を図ることになります。しかし、金融機関や保証会社の同意があれば、所有者の意思でその担保となっている不動産を競売市場等ではなく、一般の取引市場において売却することが可能となります。この販売手法のことを一般に任意売却といいます。 この任意売却は、不動産価格の下落や建物の老朽化が原因となって、売却することができても住宅ローンの完済ができないという担保割れのケースが多く存在します。しかし、競売よりも債務の圧縮額が多く望めることが多いため、金融機関等の債権者および債務者の双方にとって有効な手段となりうるのです。

住宅ローンの滞納時代がやってくるかもしれません

アベノミクスといわれる大胆な金融緩和および各種の経済政策を背景として、確かに景気は回復傾向にあるといえますが、住宅金融支援機構が平成12年頃まで融資しステップ返済によるローン破綻者や、金融円滑化法の終了に伴う潜在的なローン破綻者というのは相当程度いることが予想されます。 したがって、任意売却による不動産手続は今後も増加していくこととなるでしょう。 任意売却を円滑に遂行するためには、任意売却に精通した不動産仲介業者が必要となります。なお、仲介手数料以外に任意売却の取引に要する費用は特に不要です。債権者に売却にあたっての同意を得る必要があること以外は、通常の不動産売買と変わりませんので、任意売却制度を活用して少しでも有利に売却手続きを進めるようにしましょう。